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2008年1月15日 (火)

失敗しない家作り ~プロヴァンス~

日本で「プロヴァンス」を実現する方法。を考えてみる。まじめに。

まずプロヴァンスとは何ぞや。プロヴァンスとは、南フランス地方に存在する一地方で、プロヴァンス地方という。
町とか文化の名称・俗称ではなく、たとえば私になじみの深い言葉で言うと「知多」であります。
温暖な気候で、いわゆる地中海気候といわれる乾燥した気候。
通年大きな気候の変動はなく、また台風のような嵐もないようです。
雨は少なく、低緯度なことから日差しが強いです。
ただし空気が乾燥していることから日陰に入れば暑さはそれほどでもないようです。


えー、ではわが町(になる予定の)知多。(実際は美浜ですが、プロヴァンスに倣って地方的な表現で)
知多とは愛知県の南に位置する半島一体を指し、名古屋のベッドタウンとなっている。
半島南の地方は漁港などで栄え、今でも中部圏の海産物市場をにぎわしている。
海に囲まれていることから冬でも比較的温暖で、降雪は少ない。
ただし日本の気候に準じるため通年降雨量は多く、夏湿潤で冬乾燥する。
夏には独特の気圧配置による雷雨や台風の発生があり、ダイナミックな気候の変遷を感じることができる。


うーん、まったくではありませんが、肝心なところは逆ですね。

特に住宅に攻撃を加える要素が違います。

プロヴァンスでの敵は、強い日差しです。
そのため、主に石積みによって建てられた建物に、小さめの窓、少ない雨のために簡単な構造の屋根。

大して日本の敵は、雨、台風、湿気です。
とにかく広めに取られた開口部は、冬は隙間風で耐えられないぐらいで、そのため空気が良く抜け
湿気がこもりにくくなっています。雨が壁に当たるのを防ぐため庇は深めに取られています。

また歴史的に戦争や争いが多かったプロヴァンス地方(に限らず多くのヨーロッパの国々)は、城塞のような
町のつくりに合わせて住宅が作られており、そのための石造り、小窓化が図られていると。
また密集して立っていることから庇も大きく取れない(そもそも雨が振らないので大きくとる必要はないと思いますが)と。

そもそもすべての意匠は、構造から来ています。
日本家屋の日本家屋らしさというのは、必要な機能がそうであるべきことから成り立っているわけで、
プロヴァンス地方の住宅のらしさというのは、今並べたような理由あってのらしさなんですね。

日本でプロヴァンスというのは、文化的に見ても、機能、構造的に見ても、まったく成り立たないわけです。
ということで、「プロヴァンス」はヤメ!


となれば仕事が楽なのですが、男として、技術屋の端くれとしては情けない限りです。
ここは何が問題なのか、どうすれば問題を克服できるのかを考え、前向きに議論することが大切です。

というわけで、次回は諸般の問題をクリアして、プロヴァンスの意匠を楽しむためにはどうすればいいか考えてみたいと思います。

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