閑話休題 ~こんにゃくゼリーより危険なもの~
閑話休題。
今日は、細菌紙面をにぎわすこんにゃく入りゼリーによる自己の問題です。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方の心情はお察しいたしますが、
結論から言うと、私はこの件についてメーカー側に販売禁止をさせるのはお門違いと考えています。
なぜ?
今回話題になっている事件の件数や潜在的な事故の危険性について、こんにゃくゼリーよりも危険なものは世の中にいくらでもあるからです。
私にも2008年10月現在2歳と1月になる娘がいますが、食べ物には非常に気を使います。
ウチにはこんにゃくゼリーを食べる習慣がありませんが、こんにゃくゼリーのようなものに限らず固形のものは小さく切り刻み、大き目のクラッカーやビスケットは砕いて与えます。
口に入れやすい大きさの玩具は手が届かないところに置き、何か口に入れていたらすぐに吐かせます。
子供を育てている方には至極当たり前のことで、いまさら何をと思われることばかりです。
一番記憶にあるもので類似した危険があるもので代表的なものが「もち」でしょうか。
毎年年末年始になると新聞やテレビのニュースで、お年寄りや子供が「もち」をのどに詰まらせた事故を目にします。その数やこんにゃくゼリーのように十年間で十数件のレベルではなく、数ヶ月で数十件のレベルです。
では、「もち」も事故の危険があるから、販売禁止にするのでしょうか。
文化的な背景がある故そんなことはできないと思います。
また、こんにゃく入りゼリーではなく、「こんにゃく」そのものはどうでしょうか。
ほかにも似たような食品は???
「こんにゃく入りゼリー」よりものどに詰まって死亡した件数が多い危険な食べ物ベスト10
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081001_chissoku/
自分がまとめてみたいと思ったデータがすでにまとめられていました。
こんにゃくゼリーに比較してどれだけ危険かもまとめられています。
引用させていただくと
1位:もち(168例、「こんにゃく入りゼリー」の84倍危険)
2位:パン(90例、「こんにゃく入りゼリー」の45倍危険)
3位:ご飯(89例、「こんにゃく入りゼリー」の44.5倍危険)
4位:すし(41例、「こんにゃく入りゼリー」の20.5倍危険)
5位:あめ(28例、「こんにゃく入りゼリー」の14倍危険)
6位:だんご(23例、「こんにゃく入りゼリー」の11.5倍危険)
7位:おかゆ(22例、「こんにゃく入りゼリー」の11倍危険)
8位:流動食(21例、「こんにゃく入りゼリー」の10.5倍危険)
9位:カップ入りゼリー(11例、「こんにゃく入りゼリー」の5.5倍危険)
10位:ゼリー&しらたき(それぞれ4例、「こんにゃく入りゼリー」の2倍危険)
1位は想像していた通りですが、気をつけているようなもの(おかゆ・流動食)でもこれだけの危険があるのです。
ちなみにこれは10年間の統計ではなく
この調査は2008年1月から3月にかけて行われたもので、2006年1月1日からの1年間、消防本部および救命救急センターを対象として事故事例を調べたもの。なお、国民生活センターのデータによると、この期間において「こんにゃく入りゼリー」で死亡した件数は「2件」です。
ということです。
マスコミは、何を基準にこんにゃくゼリーの問題だけを取り上げているのでしょうか。
叩きやすいから?商品が特殊だから?
事故事例には
「マンナンライフ」の「蒟蒻畑 マンゴー味」を凍らせたものを当時1歳9ヶ月だった幼児に与えたところ、死亡したとのこと。
というように、親の管理責任が問われるようなものもあります。
消費者保護は確かに大切ですが、行き過ぎた保護と過度に偏重した報道は消費者の自己判断能力をうばうことになりかねません。
データソース
厚生労働省:食品による窒息事故に関する研究結果等について
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