【木工DIY】カントリー調トレイの作成 その6
■ちょっとした仕上げがモノの性格を決める。
ひとしきり垂直が出たら、今度は角を落とします。
今回はトレイということで直接手に触れるものですから、角が立った木だとさわり心地がよくありません。
また見た目的にも、きれいに角が落としてあると美しく見えるものです。
ということで角を落とすのですが、一般的にRにするところを今回は斜面にしてみました。
ちょっとカントリー調とは離れますが、ビシッと角がついた造形もまた美しいものです。
とくにこの方がテクニックがいるとかそういうことではありません。
確かにきれいにラインに沿って角を斜めにしていかないと美しく見えませんが、Rにしたとてそれは同じこと。
実はこれもRにする手間を省く消極的な理由だったりするかもです・・・いかんね。
この角落しも、鬼目ヤスリは重宝します。
ゴリゴリ力を入れて角をこすればホイ出来上がり。
ただし、木目の方向に気をつけないとササクレて取り返しがつかないことになりかねないので、荒めのヤスリを使うときは、あてがう木材の木目の流れをよく意識してかけるようにしましょう。
そんな感じで出来上がったのがこちら。
まだまだ荒削りですが、出来上がりの想像はできるかと思います。
この後、少し目の細かいヤスリで余分なささくれや細かい造形を整えて、仕上げに備えます。
この後は紙やすりでひたすら削る・・というよりは磨く工程になるので、形を作るのは棒やすりを使ったこのあたりの工程まででほとんど仕上げてしまいましょう。
このあたりの角の加工は、トリマーがあれば実は一発で終わってしまいます。
好みの形にするビットを取り付けて、掘り込み深さの調整をしたら後は外周に沿ってガーーーーーーーーっとやれば寸分の違いもなくきれいな角の加工が出来上がります。
でもでもでもでも、最初から便利な道具に頼るのではなく、一度でいいから、簡単な加工でいいから、ヤスリやノミ、カンナを使って手で加工してみて下さい。
そこで得られた経験は、絶対後々活きてくるはずです。
ということで完成した各パーツです。
あとは、底板と枠を組み付けるだけになります。


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