【スローライフ】ココヤシを食してみる
■気分(だけ)はワイハー。
先日いつものように愛妻とスーパーを歩いていると、いつもの”お値打ち品”トレイにいつもは観ない見慣れないソレが鎮座しておりました。
こっちをじっと眺めて
「手に取れ~・・・手に取れ~・・・」
と念を送ってきます。
しかししかし、いくら魅力的なソレでも、まんまとノセられて手に取ってしまった日には買いたい衝動に駆られるのがオチです。
大抵買いたい衝動は一度駆られたら最後、どこかで”後悔”するまで尽きることはありません。
吸い込まれそうになるソレの眼差しを一身に受けながら、なんとしても手に取るものかと抵抗していたのは白昼夢で、気がつくとすでにソレは買い物かごに鎮座しておりました。
吸い込まれそうな眼差しは、いつしかソレから愛妻の冷たい眼差しへと変わっていたのです。
そんなしょーもないエピソードはさておき、こんなおもしろそうなブツ見つけたら迷わず手に取るのがオトコってもんだと思います。
ということでゲットしてきました、ココヤシ。
よく南国系のドラマや映画でパカーンと割ってゴクゴクしているアレです。
ソレがコレです。
想像に違わず手にするとズシリと重く、いやが上にも冷たいジュースがたっぷり詰まっていることを期待せずにはいられません。
ということで、早速パカーンと割って飲んでみることにしました。
久々のオモシロガジェットってことで子供たちも
「なになにーなにそれー」と集ってきます。
こ・・・これはダディのだからねッ!!
さて、強敵と対峙したときにまず考えるのが、
「こいつにはどんな武器が効果的なのか」ということ。
幸い我が家には小さなカッターから内燃機関駆動の高速カッターまで切れないモノはないぐらいの刃物天国なので、いざと成ればなんとかなる。
ということでまずは安物の果物ナイフでゴリゴリやってみることにしました。
コレが何というか、何とか成る雰囲気で、想像していた
「丸太をくり抜いて作った木のボール」
的な堅さ、感触ではなく、多層に編み込まれた不織布の固まりという印象。
直接刃を立てようとすると防弾チョッキのように厚く立ちふさがるモノの、表面をスライスするように削いでいくと意外ともろい。
弱点と攻略法がわかったので、このまま安物ナイフで戦い続けることとします。
「早くあけロー早くのませロー」と曰う娘等を横目にゆっくりとしかし着実に核心部分に近づきます。
感触的にいわゆる”ココナッツパウダーの元になる白い壁”っぽい何か(果肉?)に到達したので、そこからは刃を立ててグイグイと穴をあけるべく突き進んでいきます。
程なくして、”ココナッツジュース”と称されるような液体に到達しました。
飲ませろ飲ませろ五月蠅い娘等を横目に、用意していたストローを穴から差し込み、わくわくしながらテイスティング。
季節も季節だし、そもそもノドがからからというわけでもなく、砂漠に放り出された状態で命の水と形容できるような状態ではなかったのでなのかもしれませんが
・・・オイシクナイ。
ちゃんと冷やしてから楽しめば良かったのかもしれませんが、非常に淡泊で妙なまとわりつき感が甘さなのかなんなのかよくわからないカオスな状態です。
おいしい?おいしい?
と執拗に迫る娘等に、すでに期待もなく興味もなくなったココヤシのジュースを手渡します。
お・・・おいしい?ソレ…
残された楽しみは・・・・ココヤシのペン立て!!
そう、飲み干したあと、果肉をほじくり出して乾燥させてペンスタンドにしたら素敵じゃね?
と意気込んでみたのですが・・・
ココヤシは水分を失うと急速に収縮を始め、”南国気分のおしゃれなココヤシのペンスタンド”に成るはずだったソレは、乙姫様にいただいた玉手箱を開けて急速に老化が進む浦島太郎の如く急速に収縮を始め、三日も乾燥すれば観るも無惨な姿になっていました。
乾燥のさせ方が悪かった?
最初の期待を大きく二度も裏切り、結局なんの満足感も残さなかったココヤシ。
これはきっと、キャンプ場のカレーは旨く、スキー場の女はかわいいという吊り橋効果(?)なくしては成らないモノだと仮説を立て、ココヤシの本場ワイハーでのリベンジを誓うのでありました。
さて、いつになるのやら。
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~失敗しない家作りを経て完成した我が家で始めるスローライフ。
本当のエコロジーって何?人間らしさって何?できることは自分でやり、無駄な浪費や使い捨ては排除し、人と自然の恵みに感謝して、日々の暮らしを創りだします。~
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